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2010/08/06

2010/8/5(月)西安PJ 8日目

皆さんこんばんは。g-enesisメンバーの安井です。
自分は本日よりプロジェクトに参加しています。
今朝、北京から電車で西安に来たメンバーと合流しました。
さっそく本日の活動を報告させていただきます。


本日は北京での活動を終えたメンバーが電車にて西安に到着しました。
電車は快適ではなく12時間ほどの長旅でみなくたくたに疲れ果てていました。
ホテルで合流後、しばしの休憩をはさんでメンバー全員で昼食をとりました。
近くのレストランで自己紹介を交えつつ楽しく食事をしました。
そのレストランでは、厨房を見学することができ、皆コック帽をかぶって厨房を見学しました。
レストランの従業員が丁寧に説明をしてくれましたが、当然中国語なため何を言っているのかは全く分かりません。。。
メンバーのShen君が英語で説明をしてくれたところによると、このレストランは衛生面で非常に優れており、その管理をどのように行っているかをメインに説明を行っていました。
このShen君ですが、驚いたことに現在19歳でありながら大学4年生だそうです。
なんと4歳のときに小学校に入学したそうな!!非常に優秀で将来は研究職に就きたいと話してくれました。


さて、昼食の後しばらく昼寝をして夕方から西安交通大学にて生成可能エネルギーに関するプレゼンを聞きました。
ちなみにこちらの大学生はみな昼寝を毎日取るそうで文化の違いに少々驚きました。
プレゼンは西安交通大学の博士課程の学生と修士課程の学生がそれぞれ、
「Application of Hydrogen Energy Technology Based on Metal Hydrogen」
「Introduction to Low-carbon economy and the development of solar photovoltaic energy in Shaaxi province」
という題目で行ってくれました。





まず、最初の「Application of Hydrogen Energy Technology Based on Metal Hydrogen」の内容について以下にまとめます。


ご存じのとおり、太陽光は再生可能エネルギーとして現在注目されており、その研究が盛んに行われています。
しかし、太陽光は日中にしか得ることが出来ません。
一般的に電力消費量は夜間のほうが多いため、そのまま用いるのでは、太陽光を電力需要量の多い夜間に供給することが出来ません。
逆に日中は消費電力が比較的少ないためエネルギー供給量が過剰となります。
そこで日中に得られたエネルギーを蓄積し、夜間のエネルギー需要量が多い時間帯に使用するための技術が研究されています。
この太陽エネルギーの蓄積方法には大きく分けて、
「太陽光で発電を行いその電気を蓄積する方法」
「太陽光の熱をそのまま熱として蓄積する方法」
の2種類があります。
彼の研究は後者の
太陽から得られた熱をどのように蓄積して夜間に使用するかというものでした。


現在研究されている熱を蓄積し、保存しておく方法は主に
「Sensible heat storage method」
「Latent heat storage method」
「Chemical reactive storage method」
の3つの方法があり、彼の研究は3番目の化学反応を使用した方法です。
Metal Hydrogenという金属の水素との化学反応を使用し、熱を蓄積します。


プレゼンの内容はかなり専門的で、正直一回プレゼンを聞いただけでは十分に理解することが出来ませんでしたが、
概要としては、Metal Hydrogenを使用し以下に効率よく熱を蓄積し使用するかというものでした。
このMetal Hydrogenは様々な応用が出来、例えば燃料電池自動車の水素の保管に使用すれば大きく性能を向上することが出来ます。
シュミレーションを行い、金属材料の性能の評価、性能の向上を行っているそうです。


このように発電した電気ではなく、熱をそのまま蓄積する技術については今まであまり聞いたことがなかったため非常に興味深いものでした。


次の「Introduction to Low-carbon economy and the development of solar photovoltaic energy in Shaaxi province」についてですが、
こちらは西安交通大学で現在修士課程の学生Linさんが発表を行ってくれました。


地球温暖化は人類が解決しなければならない急務であり、そのためにはCO2排出量の削減する必要があります。
CO2排出量を削減するためには再生エネルギーの導入が欠かせません。
その中でも特に太陽光発電は、資源の偏りがなく、全世界で導入することが出来ます。
しかし、再生可能エネルギーが化石燃料を使用した発電にとってかわった場合、そこには経済構造のパラダイムシフトが起こると予測されます。
そのため、どのような変化が起こるのかを予測し対応していくことが必要となります。


またShaaxi ProvinceにおけるPVの導入を検討し、
その際に考えられる具体的な長所、欠点として


Strength
1.Abundant resources
2.Complete industrial chain
3.Strong technological base
4.Rich talent pool
5.Regional advantages of PV


Weaknesses
1.Small number of brands
2.Marketing channel is imperfect
3.Industrial cluster effect in not obvious
4.Some aspects of technology lagged behind


を上げていました。
またこれらを考慮して解決のためには何が必要なのかを発表してくれました。


中国やアメリカの学生は、プレゼンの途中においても自分が分からないことを積極的に質問し理解をより深めようとしていました。
向こうの学生は自分で説明できて初めて内容を理解したという認識であり、ただ人の発表を聞き流すのではなく、内容を適宜確認します。
その姿勢は我々も学ぶ必要があると強く感じました。






長くなりましたが、以上が本日のレポートにはります。
それでは!!!


代投稿・編集:須山友貴(M1)

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