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2010/08/25

2010/8/16(月)西安PJ 19日目

8月16日、エネルギーに関するイベントはないが
本プロジェクトの解散日ということでレポートをアップしたいと思う。
14日はアンケート翻訳やデータ回収準備を行った。
15日は最終日ということでフェアウェルパーティーの準備及び開催を行った。
7月29日から8月15日の18日間を共にした仲間とビールを飲みながらスピーチを行った。
そして本プロジェクトのリーダーを務めてくれたYanへプレゼントを渡した。
Sophiaが作成した旅行中の写真やビデオを編集したメモリアルビデオを鑑賞し感動もひとしおである。
16日は高田、安井の順にホテルを後にし空港へ向かった。平野さん、吉田さんおよび三上は
17日および18日に北京発の飛行機に乗るため、電車に13時間揺られ上海から北京へ移動した。

北京から成田へ、そこでわれわれの旅は終わりを告げる。

SUS+やg-enesis関係者の皆様、応援やコメントなどありがとうございました。
中国側の学生の皆様へ、多分このページは見ないだろうけどww
しばらく会えないのがさびしいです。

今後報告書まとめなどで忙しくなります。10月にある報告会へ向けてもうひと踏ん張りしたいと思います。

2010/08/15

2010/8/15(月)西安PJ 18日目

8月14日、上海の気温は39℃を記録した。
日本のように湿度が高く、日本よりも気温が高い。
体感温度は40℃越えである。北京在住の学生もうだるような
暑さの中、Shanghai Wind-Power Museumをたずねました。
上海の洋山港の風力発電についての展示がありました。
石炭・石油などの火力発電が20世紀までの
社会を支えていたが、今後は気候変動や持続可能な発展に向けて
太陽エネルギー発電や地熱発電、風力発電が必要である。
石炭は220年で、石油は40年で枯渇するといわれる今、
風力発電の重要性は増している。
風には、山風・海風・季節風などいくつかの種類があり、
これらを利用しようと人類は古来より試みてきた。
風力による製綿機は中国でBC2Cに発明された。
ヨーロッパでは同様の製綿機はAD18Cに発明された。



人力車や馬車などに帆をはり、帆船のような車もあったという。

洋上風力発電も実現されており、洋山港にファームが存在する。
風の有効利用のために、風車の間隔は横方向に羽根の長さの4倍~6倍に
前後方向に6~8倍に取られている。


2010/08/13

2010/8/14(月)西安PJ 17日目

皆様こんにちは。昨日(8/13)の報告を本プロジェクト参加者であるg-enesisの高田がお送りします。当日の気温は40℃と、非常に暑い中での旅になりました。此の所上海では晴天が続いているものの、著しく気温が高いために屋外での活動が非常に疲れるものになってきました。それでは活動報告いってみたいと思います。

今日は8:00にホテルのロビーで待ち合わせをして崇明島(chong ming island)にあるQianwei Ecological villageへ行ってきました。崇明島は上海で一番目、中国で三番目に大きい島で、Eco Islandと呼ばれ、省エネルギーな生活が送られている島です。サステナビリティ(持続可能性)の観点からも興味深いといえるでしょう。移動途中、島へ渡る橋の手前には海岸沿いに風力発電設備が並んでいるのが見えました。





14日には風力発電所へ訪問する予定となっているので詳しい説明は後日の報告をお楽しみにして下さい。当初、中国側リーダーのYanには一時間で着くと言われましたが、気付けば上海市街の高層ビル群はなくなり、見渡す限り緑だらけの農村地帯へとやってきました。結局到着したのは10:30と、二時間半にも及ぶ長距離移動になってしまいました。目的地であるQianwei Ecological villageはその省エネルギー性や治安の良さから国や自治体から表彰を受けています。

2010/08/12

2010/8/13(月)西安PJ 16日目

g-Enesisの吉田です。本日は異常な暑さの上海から、西安交通大学との研究プロジェクトの報告を行ないます。
今回の内容は、昨日(8月12日)訪れた上海万博についての報告になります。エネルギー関連のパビリオンを中心に回りましたが、ここでは国家電網館(State Grid Pavilion)、Broad Pavilion、城市未来館(Pavilion of Future)について詳しく報告したいと思います。他にも石油館等、エネルギー関連のパビリオンはありましたが、数時間の待ち時間に我慢が出来ず、今回は諦めることにしました。ただ、エネルギーは人々の生活を支えるインフラなだけあって、一見関係の無さそうなパビリオンや各国のパビリオンにおいても、関連の展示を見ることが出来ました。15日にもう一度万博を訪れる予定なので、その時にもっと探してみたいと思っています(出来れば石油館に再チャレンジしたいとも考えています)。


1. 国家電網館(State Grid Pavilion)
国家電網館は、国家電網公司という中国最大の電力事業者によって作られたパビリオンです。中では、電気を用いた展示やアミューズメント、開催前から話題になっていた「マジックボックス」を見ることが出来ました。ここでは、中国の超高圧送電網(UHV)計画に関する展示について詳しく報告したいと思います。

中国国内のエネルギー需給構造を見ると、東南の沿岸部でエネルギー消費が多いのに対して、エネルギー供給が多いのは石炭や水力資源が豊富な北西部になります。この地理的な需給のギャップを埋めるために、北西部から東南部に多量のエネルギーを輸送しているという現状があります。そのエネルギー輸送を効率化しようとするのが、UHV計画です。ちなみに、太陽光や風力等の自然エネルギー資源も北西部で豊富なため、今後も北西部から東南部へのエネルギー輸送需要は拡大していくと予想され、この点からもこの計画の重要性が見て取れます。

2010/8/12(月)西安PJ 15日目

皆さんこんばんは。
g-enesisメンバーで本プロジェクト参加者の平野です。
しばらく更新が滞ってしまい、申し訳ありません。


最初に、7日から本日までの模様を簡単に振り返らせて頂きます。
7日は各学生による研究のレクチャーと交流会(東大からは午後に三上が発表する予定でしたが、
パスポート紛失の騒動がありインターナショナルチームによる大捜索活動に変更されました!!結局、事なきを得ましたが・・・)、8日は西安から陸路で遠く離れた党家村という古い村に行き伝統家屋の調査・測量と自然冷暖房のシミュレーションについての議論、9日は韓城という街に移動して前日に得たデータの解析と孔子の寺/司馬遷の墓の観光、10日は韓城から西安に戻って環境意識についての議論や秦の始皇帝稜と兵馬俑の観光,11日は西安から上海に移動してホテル探し(当初泊る予定のホテルに泊れないというトラブル+万博の影響で殆ど全てのホテルで予約が満室という状況でしたが,お互いの力を合わせて何とか市内中心部のホテルを取ることに成功しました)そして本日12日はエネルギー関係の展示を見に上海万博へ、というスケジュールでした。


本記事では、8日の党家村での調査の模様を報告します!


2010/08/06

2010/8/6(月)西安PJ 9日目

8/6(Fri.)

こんにちは、g-Enesisの吉田泰輔です。本日は西安より、西安交通大学との共同研究プロジェクトについての報告を致します。今日は朝7時に集合し、Applied Materialという太陽光パネルの製造装置を作っている企業を訪問しました。その後西安交通大学にて、学生セッションを開催し、お互いの大学や研究を共有しました。

1. Applied Material訪問
最初に訪問したのは、半導体製造装置大手のApplied Materialの西安研究所です。Applied Materialは米国の会社ですが、1985年に中国に進出し、2006年に太陽光パネル製造装置の生産事業に参入し、2008年に同分野で世界トップシェアを獲得しました。中国においては、上海に本社があり、マーケティングやファイナンス等経営の中枢を担っています。北京の支社が政府との関係を取り持ち、西安が研究拠点として機能しています。西安は太陽光発電に適した気候で、地価も安く、周辺に多くの著名な大学があることから研究拠点として選ばれたようです。今回は、上海の大学を卒業し、英語がとても流暢な若いシニアマネージャーの方に社内を案内して頂きました。

同社の強みは、太陽光パネル製造装置に生かされる技術力で、世界最大の太陽光パネルを作る能力を持っています。一般的に使われる太陽光パネルは0.72平方メートル(0.6×1.2m)ですが、同社は5.7平方メートル(2.2×2.6m)のパネルを作るための製造装置を作ることが出来ます。太陽光パネルに関しては、サイズが大きいほど製造コスト、設置コストを削減できるため、技術力によって競争力を持つことが出来ています。

2010/8/5(月)西安PJ 8日目

皆さんこんばんは。g-enesisメンバーの安井です。
自分は本日よりプロジェクトに参加しています。
今朝、北京から電車で西安に来たメンバーと合流しました。
さっそく本日の活動を報告させていただきます。


本日は北京での活動を終えたメンバーが電車にて西安に到着しました。
電車は快適ではなく12時間ほどの長旅でみなくたくたに疲れ果てていました。
ホテルで合流後、しばしの休憩をはさんでメンバー全員で昼食をとりました。
近くのレストランで自己紹介を交えつつ楽しく食事をしました。
そのレストランでは、厨房を見学することができ、皆コック帽をかぶって厨房を見学しました。
レストランの従業員が丁寧に説明をしてくれましたが、当然中国語なため何を言っているのかは全く分かりません。。。
メンバーのShen君が英語で説明をしてくれたところによると、このレストランは衛生面で非常に優れており、その管理をどのように行っているかをメインに説明を行っていました。
このShen君ですが、驚いたことに現在19歳でありながら大学4年生だそうです。
なんと4歳のときに小学校に入学したそうな!!非常に優秀で将来は研究職に就きたいと話してくれました。


さて、昼食の後しばらく昼寝をして夕方から西安交通大学にて生成可能エネルギーに関するプレゼンを聞きました。
ちなみにこちらの大学生はみな昼寝を毎日取るそうで文化の違いに少々驚きました。
プレゼンは西安交通大学の博士課程の学生と修士課程の学生がそれぞれ、
「Application of Hydrogen Energy Technology Based on Metal Hydrogen」
「Introduction to Low-carbon economy and the development of solar photovoltaic energy in Shaaxi province」
という題目で行ってくれました。

2010/08/05

2010/8/4(月)西安PJ 7日目

こんばんは、g-Enesisの吉田です。
本日は、北京から西安に向かう電車の中から今日の活動報告をさせて頂きます。北京から西安までは、約12時間程度の道のりですが、電車は非常に混んでいてあまり快適ではありません。幸いにも僕たちは席を確保して座ることが出来ていますが、中には床で寝ている人も居ます。

さて、北京最終日の本日は、China Beijing Environmental Exchangeと言う企業を訪問し、その後、北京最大の書店に行きました。前者では、担当者の方にCO2関連ビジネスについての説明を受け、質問にも丁寧に答えて頂きました。後者では、中国の地図を探しに行ったのですが、基本的に全て中国語で、英語のものは全て売り切れていました。日本で「地球の歩き方」等のガイドブックを買っていくべきだったと反省しています(日本から来て途中で合流するメンバーにお願いしようと思っています)。

それでは、本日のChina Beijing Environmental Exchange(CBEEX)訪問の詳細を書いていきます。北京の銀行や証券会社が軒を連ねる金融大街(北京のウォールストリートのような場所)を進んでいくと、CBEEXが入っているビルを見つけることが出来ます。ビル内は日本の一般企業のオフィスとあまり変わらない雰囲気で、会議室に入るとパワーポイントによるプレゼンテーションの準備が出来ていました。二名の若い担当者が私達を迎えてくれ、CO2関連ビジネスについてレクチャーをしてくれました。プレゼンテーションの構成は以下のようになっていました。

Part 1: Basis of Carbon Trading Mechanism
Part 2: New Emission Reduction Targets of Countries
Part 3: Clean Development Mechanism
Part 4: VER Market
Part 5: Role of Beijing Environmental Exchange

2010/08/03

2010/8/3(月)西安PJ 6日目

報告 :三上季範(日本側代表、M1)



SUS+およびg-enesisの皆様
新領域M1の三上です。見事風邪から復活しました!!!
8/3のデイリーレポートを送ります。
乱文駄文ですが、Energy trip in Chinaの面白さが一片でも伝われば、幸いです。


吉田さんと僕は8時前に起床し、約束のバス停広場へ約束通り8時半に到着するも誰もいない。
電話をしてもつながらない。
30分しても誰も来ないため、ホテルへ戻りもろもろの用事を済ませる。
一区切り付き、外に出るとシュー君と出会えた。
彼は集合場所を間違えただけらしい。ちゃんと時間通りに来たと言っている。
一生懸命説明する彼の姿をみると、非常にリラックスできる。いい子だ。シュー君。
なにはともあれ、みなと合流し、本日最初の目的地へ向かう。


11時過ぎに故宮博物館(Fobbiden City)に到着。中にある建築物
堆秀山、太和殿、交秦殿、乾清宮、大石雕、中和殿、太和門、午門
を見学した。午門には日本語の案内板があったのに驚き
その後外へ出、昼食を食べ、天安門広場をみる。
地下鉄にて移動後、次の目的地であるHaCaoさんの住んでいるところへ向かう。


2010/08/02

2010/8/2(月)西安PJ 5日目

報告 :吉田泰輔(M2)



こんにちは!
今日も北京から吉田が、西安交通大学との共同研究プロジェクトの報告をさせて頂きます。本日は、集合時にYale Business School出身のSophiaと合流し、総勢8名となりました。Sophiaは、ビジネススクールを卒業したばかりで、2011年からUBSで働く予定の女性です。英語、中国語、スペイン語が話せてフランス語も勉強中らしく、卒業までに世界一周旅行をしている途中のようです。ちょうど中国に来ていたところで、本プロジェクトに参加してくれました。

今日の目的地は、留民営(Liu min ying)という「循環型農業」で有名な北京の農村です。留民営は、北京の中心からバスで3時間程度と、かなり遠い場所にあります。大きなビルが集まる北京の中心を離れていくにつれて、徐々に道路の不整備や、建物の瓦礫が目立つようになって来ます。現地は、一見すると日本における普通の農村と同様に見えましたが、市役所の方の話を聞き、村を回るうちに、その特徴的な姿が明らかになって来ました。

通常、中国の農村というと都市との格差や貧困が連想される方が多いと思います。しかし、留民営はそのようなイメージとは異なり、人々は自然の中で豊かな生活を送っているようでした。まず私達は、市役所の会議室で、留民営の歴史と特徴について説明を受けました。留民営も、昔は中国の一般的な農村のように貧しかったようです。しかし1970年前後、ある研究者に提案された循環型農業の仕組みを取り入れて以来、村の様相は大きく変わりました。それまで個々の農家ごとにビジネスを行っていたところを、皆で協力し合うようになります。結果、村の農業、観光ビジネスは多くの収入を生み、現在の豊かな留民営になりました。

2010/08/01

2010/8/1(日)西安PJ 4日目

報告 :吉田泰輔(M2)



こんにちは、西安交通大学との共同研究プロジェクトメンバーの吉田です。
本日も北京から、プロジェクトに関する今日の動きを報告させて頂きます。

今日は日曜だったのでメインの予定は入っていませんでしたが、観光のお誘いを受けたので行ってきました。なお、リーダーの三上君が風邪を引いてダウンしてしまったので、本日は僕一人で行ってきました。SUS+からの海外派遣は、多くの場合ハードスケジュールになり、派遣者が風邪を引いてしまう場合も少なくありません。例えば、COP14への派遣では一名が風邪を引きましたし、MIT Energy Conference 2009への派遣では僕が体調を崩しました。スムーズに新しい環境に適応するためには、相応の準備が必要のようです。

さて、本日は世界遺産にも指定されている天壇公園へ行き、その後天安門広場、王府井を回ってきました。参加者は、僕と西安交通大学の学生二人、そして石油会社で働いている社会人の合計4人でした。西安交通大学の学生のうちの一人は日本語を話すことができ、英語や中国語での会話をサポートしてくれました。英語は日本人、中国人にとって第二言語なので、どうしてもコミュニケーションには難が生じます。メンバーに日本語が話せる学生が居たのは、非常に助かりました。

天壇公園では、明・清時代の王が豊作を祈ったという祈念殿に行き、その他特徴的な建築物を回りました。建築そのものも見事でしたが、「壁を通して遠くの人と会話が出来る円形に作られた壁」や「中心に立って声を出すと音が増幅される円形の建築物(園丘)」等、面白い建築物があったことが印象的でした。また、過去中国では、空は円形をしていると考えられていたようで、空に祈りを捧げることを目的とした天壇公園には円形の建築物が多く見られました。流石世界遺産ということで、イタリアやブラジルを始め、多くの国々から観光客が訪れ賑わっていました。ウェブページもあるので、興味を持ったら是非行ってみてください!http://ja.tiantanpark.com/
(写真は祈念殿とその内部を示しています。)